Wunder　CD

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商品の説明

ケース裏割れ、トレーツメ割れ
ディスク概ね良好

以外アマゾンレビューより

ほぼ無名なドイツのアーティストだが、各ジャンルに多大な影響を与えた90年代エレクトロニカの大傑作。
今となっては名門となったエレクトロニカ・レーベルKalaoke Kalkから1998年にリリース。

Wunderとはヨルグ・フォラートのソロユニット名で、他に17PicturesやWechsel Garland名義でも活動。Wunder名義ではこの1枚しか音源を出していない。

エレクトロニカと言っても電子音の感じはほとんどなく、基本形はチープなドラムマシンとレトロなサンプリング、ピアノや弦楽器などで構築されているローファイで落ち着いたもの。そこまでだけだと数多あるフォークトロニカやMorr Music系のアーティストにありがちだが、特徴的なのはアルバム全体を通じた独特の温かな手触り感。これが唯一無二。暖炉に火がともったおじいちゃんの家で、奥に眠っていたレコードを引き出し再生したかのような雰囲気。ノスタルジックでどこか懐かしい音像は日本人の感性にも合っている。

サンバの名曲「Brazil」の独特なカヴァー、ビリー・ホリデイのサンプリングが沁みいる「Look Out For Yourself」も素晴らしいが、5曲目「Noitz"s Kakao」のメロディの美しさ、ノスタルジックさはエレクトロニカの枠を超えて普遍的な楽曲としての力を持っている。

何だか不思議なジャケットも相まって、アルバムのトータルイメージがとても素晴らしく、何度繰り返し聞いても決して飽きることのない傑作。

1Look Out Out for Yourself
2Brazil
3What I Know
4How We Are
5Noitz"s Kakao
6Strings of Clouds
7Shall Have Wings
8Jones
9In Life

‎Karaoke Kalk